が、外に出られない。


みんな彰って人を見ようと校門に群がってる。

それに加え、キャーキャーキャーキャー煩い!!

猿かお前らは!!
動物園にでも行ってこい!



あの人だかりの中を突っ切れる訳はなく、ただ立ち尽くしていた。

ったく、早く帰ってくれ…

そんなことを思いぼーっとしてると金髪の頭と目があった。

うわ金髪だ。

何て思ってるとこっちに近づいてくることが分かった。

「ねえ君が夏希ちゃん?!」

皆が一斉にこっちを見る

誰?
てか何で私の名前知ってんの!?

『そうですけど……誰?』

「あれ?俺の事知らない!?」

知らないから聞いたんだけど…

『私に金髪の知り合いなんていません。』