ヒカリ

「何でもない訳ないでしょ?正直に話して…?」


別に隠す程のことではないけど、何故か人に言うのが嫌だった。


多分言ったら全てを話さなければならないと思う。


あの人のことも、学校のことも…。


後2年と少し我慢すれば高校を卒業できる。


なら、話す必要はない。


『なら、言った所で何になるんですか?』


「えっ?、それは…私わ…」



『もう…終わったんですよ。だから今さらいいんです』