カンカンカン…



その音ですごく
切なくなった



だんだん近づいてくる
電車、まだこないで
って心の声。



貴方はいつもみたぃに
私にそっとキスをした



涙で濡れる頬、
大学頑張ってねって
言いたいのに
うまく伝えられなくて
ただ手を振ること
しかできなくて…



閉まる自動ドア、
動き出す電車、
少しだけ見える
貴方の姿。



あ、



と思った頃はもう
ホームで貴方の乗った
電車を見つめながら
一人泣いていた。