シニユカバ・スーパーソニック

堺田の力説を毎度の事のように軽く流しながら聞いていたトルーパースの面々をよそに、塔子だけはどこか深く悩んだ表情を見せていた。
何かひっかかる事があったかのような、思慮の表情だった。
深い思念を抱いたかのような顔色で塔子は静かに一言呟いた。

「聖典……道」

ピカイチは塔子の異変に気付き、気遣いながら尋ねた。
「塔子、どうかしたのか?」
塔子はそう聞かれると、慌てて隠すように笑顔を取り繕った。
「な、なんでもない。ゴメン、いいんだ」
不自然な反応だった。