「 麗華? 」 視界いっぱいの真っ白な天井。 左手がすごく温かくて、 「 起きた? 」 その声に小さく頷くと 口端を少し上げて、 あたしの頭を優しく撫でる 龍弥がいた。 「 龍弥の声・・聞こえたよ 」 ・・・本当に、言ってくれたのか 見えなかったからわかんないけど あたしが龍弥の声を聞き間違えるなんて そんなはずはない。