──────もし、これがつわりだとしたら あたしのお腹の中には、龍弥との 子供がいることになる。 それで、あたし達は親になる。 「 ・・・・ッぅ・・う 」 嬉しいのか、自分でも分からない。 不安が形になってしまったのか 頬を伝う涙は止まらなくて、 「 ・・・・龍弥ッ 」 ─────あたしは、どうしたらいいの? 子供ができたら、って幸せな考えばかり。 実際は怖くて仕方ない。