今日は、
彼の命日。


あたしは、彼のお墓の前に来ていた。





「久しぶり。あたしだよ、覚えてる?」


あたしは彼のお墓に話しかける。



まだ、
彼が死んでから一年。


たった一年。

永遠のように永かった一年。