「ばいばい」 そう言ってどんどん私から離れていく。 「待って!待ってよ!」 必死で追いかける。 でもその距離は縮まることはない。 「春ちゃんっ!」 ――――――――― ――――――― ―――――… 「春ちゃんっ!」 ……夢? 「夢か…」 額から流れる汗を拭いながらベッドから出た。