「じゃ、春人君は今日の夜、お見合い相手の方とお食事してきてね♪」 翌日の朝、突然お母さんが春ちゃんにそう告げた。 「え、なん…」 「ちゃんとしたお見合いをするのはもう少し先だけど、お互いを知っておいて損は無いでしょ?」 笑顔でどこか威圧的に言ってくるお母さんに春ちゃんは何も言えないでいた。 このお見合いは… 春ちゃんが断る事なんて出来ないんだ…。