「赤田、お前――」 「助けてくれよ須貝、助けて……」 霧が濃くなっていく。 赤田の泣き叫ぶ声を掻き消すように、うめく音があたりに響く。 「鬼だ……鬼が来る……」 「落ち着け、霧が立ち込めてきただけ……」 「いやだあああああ―――――!」