辻斬り


「本当は俺は警官じゃない」
「は?」
「刑務所に護送最中の犯罪者で、自分は赤田とともに刑務所に送られる途中だった」
「ええ?」
「待て! 俺は、誰も殺しちゃいない。ここでは――」
「じゃあ何で刑務所に? それになんでそんな格好を?」
「実は――」