それから 「寝坊した」 「遅刻だぁぁ」 「あ、あれれ……制服」 復唱するたびに 時計をみては 騒ぎ立て 散々な朝を迎えた。 すべての準備を 終わらせると リビングに。 母親が焼いたくれた トーストに 苺ジャムを 乱雑に塗り口に加え 洗面所に駆け走る。