「ごめん」 澪が呟くと晴は 携帯の時計をみて 「やばっ!! 俺、時間やばいから先帰るな! そんじゃまた明日ー!」 「おう……」 晴は 自転車のペダルを 勢い良く漕いで 行ってしまった。 一度も澪を 振り返る事なく。 澪の心に少しだけ 罪悪感が残った。