「ももちゃん、私恋しましたー。」 桃子は目を大きく見開いて 雑誌をめくる手を止めた。 「うそ?誰?何で急に?」 「言いにくいんだけど…。んー…井崎先生っ!!!」 「えぇっ!?本当に!?」 桃子の持ってる雑誌、 ちょうど花火大会の特集のページだった。 「でも先生ってさ…どうしたらいいのやら…。花火大会かぁー。一緒に行きたいけど無理だよね!!誘えもしないし。」 修学旅行中の出来事を 桃子にいろいろ話した。