君に裁きの鉄槌を






吉「い、いえ。平気よ!」

『そうですか…
でも先生。僕はね』

吉「?」

『嘘は言わない主義なんです


 先生は本当にお美しい』


吉「っ!!!////」




紗江子の唇に指を当て、指についた口紅をなめた。




紗江子は真っ赤になってうつむく。



…紗江子は堕ちた。






『先生。これから、僕がやること。


 何も口出ししないって約束してください』

吉「んっ!
 わ…かった…わ」




首筋に顔をうずめて痕をつける。
特有の甘ったるい声で鳴く紗江子。


僕は首筋から口を離して妖笑を浮かべた。




『では。教室に行きましょう』








ちなみに。
僕は三ヶ月前から男で入学することを決めていたので、すごく鍛えた。
だから、体つきは男と変わらない。

胸はさらしで巻いている上、元からないから平気だ。



















吉「今日は転入生を紹介するわ


 入って」

『はい』





このクラスは、僕がいたクラス。

だから。



親友。



君がいる。





吉「挨拶して頂戴」

『はじめまして。
 僕の名前は椎名岬といいます。
 ハーフなので髪の毛の色や目の色が少し違います。
 ですが皆さんと仲良くしたいと思っていますのでよろしくお願いします。』