靴箱に入った私宛の手紙。
体育倉庫、そこに来いと書いてあるだけのシンプルなものだった。
差出人は不明。
私は、とりあえず指定場所に行った。
体育倉庫の中で声をだしても誰も反応しない。
やっぱイタズラか、と思って出ようとしたときに、悲劇は起こった。
〔!?!?!?〕
〔大人しくしてね…?七瀬由姫菜チャン〕
口をふさがれ、
そこから、押し倒されて。
私には地獄となる時間が始まっていったのだ。
『…なんかさ…』
麗「…??」
『今、思い出すと…聞き覚えのある声のような気がするの…
誰か…とかはわからないけど』
麗「ゆっくり、よ。
焦らなくていいから。
私が、ついてる」
『ありがとう』
麗華は少し頬を染めて私を見た。
私も笑顔を返すが、すぐに黙り込む。
麗華は困ったように肩を竦め、何かをしに外に出ていった。
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