君に裁きの鉄槌を













そうして由姫菜は麗華の肩をつかみ、離して顔を見る。










由『あ、麗華…化粧してない』

麗「…ぅぐ、由姫菜が、元気なくなってから…全然化粧してないよ」

由『そうなんだ

  じゃあ、私化粧してあげる』









まるで知っているかのように棚の下の方から由姫菜の愛用の化粧ケースを出す。そして麗華の顔をいじり始めた。









久しぶりの穏やかなこの時間。


由姫菜の手に彩られる優しい時間。








それを感じながら、目を伏せた。





























由『で…きた!

  ブランクがあるから、ちょっと下手だけど…』









そう言って鏡を覗くと、そこにいたのは昔と同じ自分。







"棚秦麗華"
























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