若「だから、聞いてくれ…由姫菜…ッ」

『!?』

氷「本当に、あのとき守れなくて悪かった…っ」

秋「俺たちはお前のことなんか全く見えてなかった、お前の気持ち、考えてなかったッ」

穂「ごめん、本当にごめんね…

  見てるだけで、なにもしなくて。君にはたくさん支えてもらったのに…ッ」

『……ろ』

秋「本当にすまなかった…!!!!」

『…めろ…ッ』

氷「由姫菜…だから…」

『やめろおおおおぉぉぉお!!!!!!!!』

「「「「!!」」」」











片手で頭を抑え、岬の目は焦点があってなかった。








するとまた扉があき、入ってきたのは恭二や柚木崎などの他のメンバー。










何故かはわからないし、今は気にする余裕もない。岬はガシャンッと音をたててフェンスを掴んだ。










壱「…岬くんに、何をしてるの?」

秋「いいから、黙ってみてろ…」









『《…皆…》』













岬から発せられた声。






それは、彼らが求めた存在








由姫菜の声。
























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