鍵を拾おうとする手がとまる



 

 本当にショックで





 これまで経験したことないくらいショックで



 
 でも私は枯れていて涙が出なくて



 弱くて



 逃げ出そうとした








 そのときだった





























 「優希菜・・・・!!!」














 昴が私の名前を呼んだ