土方は書類にお世辞でも綺麗とは言えない字をすらすらと書いていく




―――スッパーン 


その時襖がいきなり呼び掛けも無く、勢い良く開いた


土方はまたか、と心の中で呟くと振り返えらずソイツに話す




土「総司、何時も何時も開ける時は声掛けろって言ったろ。いい加減直せ」



土方は筆を動かしながら、呆れた様に言う




















雪「んな事いちいち出来るかよ。てめェこそいい加減諦めろ、ハゲ」






土「――――!!?」





土方は目を見開き、勢い良く振り返った






雪「つーか、総司じゃねぇよ。もうボケが出たか?」


そこには、懐かしい毒舌を浴びせる、血まみれの雪の姿があった