時「それは違うな」 時神は淡々と言葉を並べる 雪「………なんだと?」 雪はこれから時神が言おうとしている言葉に胸騒ぎを感じた ――トクン ――トクン 雪はやけに心臓の音が体に響く感覚に襲われた 手には汗が滲み 自分の喉から唾を呑む音が聞こえる そして 時「死ぬぞ、アイツ等」 ―――時が止まったきがした