雪「………だが、こうなったのも全て私が 神「だったらっ!
だったらどうして歴史を変えた?
お主も分かっていたはずだ、歴史を変えた事で何かしら問題が起こる事が」



死神は悔しさや悲しさが混ざった表情で声を荒げた



雪「………り……だっ…んだ」



雪の蚊の鳴く様な声が静かな空間に微かに流れる



雪「……無理、だったんだ。…っ……分かっていても、無理だったんだっ!

お前の言うとうり、分かっていた……だが、私は弱かった。

アイツ等の未来を、行く末を知っている私はそのまま流れる時を何もしないで見ているなど出来なかった…………

理に反すると頭では分かっていた、変えてはいけないと頭では分かっていた


だが、魂は分かってくれなかった

私の頑固で強情な魂は世界の掟を破ってでも、動かずにはいられなかった


体は魂の言うとうりに動いた

私は何を犯してでもアイツ等に尽くしたかった」



雪は悲痛の表情を浮かべ力強く言葉を投げつけた