雪「……総司、表ぇ出ろ。めったんめったんにシバき倒してやる」
沖「……ふん、返り討ちにしてやりますよ。今日こそ、その鼻へし折ってボロボロに虐げまくってやります」
真顔で沖田の方を向き、うっすら青筋を浮かべて拳を作る雪
雪の挑発に乗り、更に挑発する沖田
雪「ハッ。……てめえのその自尊心、今すぐズッタズッタに斬り刻んでやらぁ。…跡形もなく」
また何時もの如く、雪と沖田による悪魔の様な恐ろしい口喧嘩が始まってしまった
………口喧嘩で済むなら幸いだが。
だが。
その口喧嘩はヒートアップする前に……閉ざされる
二人は思考が完璧に喧嘩の方向に向いてしまい、忘れてしまった
ヒラヒラと妖しく飛ぶ
……蝶の事を。


