総司を追い返して自室に戻った雪は、ふと何かに気がついた



雪「あ、今日一番隊巡察だ……。」



しかもその巡察は芹沢等が動き出す頃の時間だ



雪「……運がいいのか悪いのか分からんな……(芹沢等が火を放つ前に何とかするか……)」



それから思考回路を巡らせ、雪の考えは漸くまとまった



雪「……うっし、いっちょ働きますか……」


雪はそう呟くと気合いを入れ、ゆっくり立ち上がった







この歴史、どう転がるのか………



歴史の流れ、そして雪を監視するかの様にずっと見ている者がいた……


その者は何を考えているのか


―――影を残して、動き出す