土「……ん?(何だ?心なしか雪が止まっている様に見える……俺はついに幻覚まで見る様になったのか……)」
だが、歩みを止めるどころかこっちに近づいて来ている様にまで見える
“ありえない、幻覚か?”と土方も幹部達も瞬きをしたり目を擦ったりしている
一名を除いて……
だが、明らかに雪は近づいて来ている
一同、唖然。
“は?”と口を開け、目を見開かせて雪の方向を見ている
そして雪は、土方の所まで来ると土方の手を掴んで再び歩き出す
土「おっ…おい!な、何だ?」
土方は何が何だか分からなく困惑している。
テンパっている土方は突っかかりながらも雪に引かれて付いて行く
雪「何って……甘味処、連れて行ってくれるんだろ?」
雪はしかめっ面して言うが、少し頬が赤い
そんな雪に驚きながらも土方は“……お…おう”と返事をする
未だに、混乱気味で覚束ない返事だが。


