近藤はこの前の事件を知らないのだ。
まさか、土方が雪にセクハラもどきをしでかして、雪を怒らせた何て思いもしないだろう……
近藤は雪を娘の様に可愛いがっている
雪と近藤は仲も良く、縁側で饅頭を食べながら雑談もよくする程である。
“土方が雪にセクハラもどきをして喧嘩状態”なんて事を伝えては、土方も雪も仲の良い近藤は悲しむだろう
それに気付いた土方は、近藤に話す事を諦めた
近「どうした?歳。いきなり黙り込んで」
土「や、やっぱり何でもない。俺、部屋戻るわ」
近「そうか?それでは、しっかり休むんだぞ」
土方の様子に少し疑問を持ったものの、“疲れているんだな”と近藤は解釈した。
近藤の部屋を出た土方は沖田の部屋の方を見てため息を着いた
そして、とぼとぼと部屋へ戻って行ったのであった


