土「何なんだあいつは……ったく、総司の野郎……」
土方は暫く沖田の走って行った方面を見て脱力していた。
土「……仕方ねぇ……」
“こうなったら、近藤さんの所に説得をしに行くしかねぇ!”
土方は心の中でそう呟き、近藤の部屋へ事情を話そうと足を運ばせた
土「近藤さん、入るぞ」
近「おぉっ!歳か!入っていいぞ」
近藤の返事を聞くと、土方は襖を開けて部屋へ入った
近「こんな時間に珍しいな歳、何用だ?ゆっくり休まないのか?」
土「……近藤さん、雪の事だが……」
土方が雪の名前を出すと近藤は微笑んだ
近「雪君の事か!いや~、雪君は優しいな!自分も仕事帰りで疲れているにも関わらず、歳にゆっくり休んでほしいだなんて……優しい子だな!」
土「いや、あの……近藤さん…」


