シャーペンを見せると土方は眉間に眉を寄せた




土「こんな物でどうやって字を書くんだ?墨もないのに」




雪「シャーペンは墨は要らないんだ、そのまま動かせば紙に字を書ける」



そう言って雪はノートに字を書いた



一方土方は驚いて固まっていた……





土「な……なんだこれは……何故墨もないのに字が書けるんだ?」



雪「え~、私も何で出来ているか何て知らん。知らんけど書けるんだ。」




土「知らねぇのかよ……で、これは何て書いたんだ?」




土方は先ほど雪が試しに書いた文字を指さして言う




雪「ああ。これはメリケン語で“豊玉俳句集”と書いたんだ」




土「何書いてやがんだてめえはぁぁぁぁぁあ!!!」





雪「ここで一句、しれば迷いしらねば迷わぬ恋の道。……ぷっくく……」




土「だぁぁー!止めろってんだよ!糞餓鬼!!」