「どうした?」


目に涙を溜めた瑠夏に聞く


「怖いよ…寂しいよ。」


萩原が言った通り本当に淋しがり屋なんだな


俺は再び瑠夏の隣に座り直す


「大丈夫。しばらく隣に居るから」


すると安心したような表情を浮かべた


「本当、淋しがり屋だな」


「家に居るとね…寂しいの。親とは喧嘩になるし兄弟居ないから」


“1人って心細いんだよ”


とつけ加えていた


だから、いつも寂しそうな顔をしてるんだな


「俺で良いの?」


「何が?」


「俺が傍にいて良いのか?捺稀や萩原も居るのに。」


「捺稀は圭輔君がいるじゃない?だから何か頼みにくくて…」


確かにそうかも…2人で居ると頼みづらいよな


「それに美春は部活で大変なんだよ」


萩原って部活してるんだ