「瑠夏、放課後に屋上行こうよ」


「良いよ。あたしも人が居ないところでゆっくりしようと思ってたんだ」


「瑠夏ー?」


捺稀と話していると美春に声を掛けられた


「美春、どうした?」


「今日、部活入ったから一緒に帰れない…」


「そっか…分かった」


美春はテニス部


「その娘は?」


あたしの隣にいた捺稀を指差した


「若松捺稀です。よろしくね」


捺稀は軽く自己紹介をする


「捺稀ちゃんかぁ…あたし萩原美春。瑠夏のことよろしくね?」


「もちろん!!」


3人で体育館へと向かった


葉月高校は始業式の後すぐに入学式を行う


だから午前中で学校も終わるんだ


捺稀と話していると始業式も入学式もあっという間に終わった