【完】優しい彼の温もりに包まれて

「お兄ちゃん、着替えたよ」


瑠花に抱かれて嬉しそうな沙穂


「着替えたなら母さんのとこに行ってきな」


沙穂は毎日朝から母さんと身支度をしながら話しをする


「瑠花、ゴムあるか?」


俺が聞くと驚いていた


「えっ、あるけど…」


「髪の毛弄って良い?」


「丈瑠君、出来るの?」


なんか不思議そう


「たまに沙穂のもしてるからな」


「じゃあ、お願いしようかな。いつも下ろしてばっかりだから…」


俺は瑠夏の髪の毛をサイドは残してポニーテールにする


「はい。出来たぞ?」


「ありがとう。上手だね」


鞄を持ちリビングへ向かう


「瑠夏ちゃん、おはよう。ゆっくり寝れたかしら」


朝食の準備をしながら聞く母さん