【完】優しい彼の温もりに包まれて

~♪~♪~♪~


また携帯が鳴り出した


「もしもし?」


「瑠夏!!あんた何処に居るの?」


「何処だって良いじゃんか。しばらく家になんて帰らないから…」


するとすぐに電話を切り会話を終わらせていた


話しの口調からして母親だろう


聞きたくなくても部屋が静かだから聞こえてしまう


「ごめんね…こんな朝早くに。」


申し訳なさそうな瑠花。


「大丈夫。それより準備始めるか。そろそろ沙穂も来るはず…」


「おはよう。あっ、お姉ちゃんだ」


……ほらな?


「沙穂ちゃん、おはよ」


瑠夏は沙穂を抱き頭を撫でる


頭を撫でられ笑顔になる沙穂


「沙穂も準備しような?」


“はーい”と言って一旦部屋に戻って行った