【完】優しい彼の温もりに包まれて

「妹と散歩中にたまたま会って遅かったので家に連れて帰りました。心配しないで下さい」


それを聞いて安心したのか優しい話し方になった


「居場所が分かれば良いんだ。君の名前を教えてくれるかな?」


「小野寺丈瑠です」


「丈瑠君か。娘が世話になるな。母親と喧嘩したみたいで飛び出して行ったから心配で…」


「大丈夫ですよ。今は落ち着いてるみたいですから」


「そうか。連絡しても中々出ないもんだから妻が心配してな…妻には私から話しておくよ」


瑠夏のお父さん優しい人みたいだな


「瑠夏さんは落ち着いたら帰るみたいなので今はそっとしていて下さい」


「あぁ、分かった。ごめんな」


そう言って電話は切れた


携帯をあった場所に起き瑠花の様子を見る