気にすんなって言われても急きょ決まったことで申し訳ない


丈瑠君の家は本当にすぐに近くだった


2階建ての大きな家


「ただいま」


「お帰りなさい。あら、その娘は?」


中から女の人が出迎えてくれた


「同じ学校の子なんだけどいろいろあるみたいなんだ。泊めても良いよな?」


「そういうことなら構わないわ。家で良かったらゆっくりしていってね」


呆気なくOKしてくれた


「お名前教えてくれるかしら?」


「山岸瑠夏です。よろしくお願いします」


「瑠夏ちゃんね。まだ制服のままってことはお風呂はまだよね?」


「あっ、はい。バイトから帰って来てすぐに家を出てきたので…」


「入って来て良いわよ。丈瑠、案内しなさい」


丈瑠君はお風呂場まで案内してくれた