【完】優しい彼の温もりに包まれて

「愛花も、もうすぐ1歳だろ?」


「はい。今は完全なるママっ子ですけどね」


瑠夏が居ないと泣き出してしまうんだ


あまりに瑠夏にベッタリだからたまに淋しくなるんだけどな


「まぁ、そんな時期もあるさ。お前も父親なんだな…」


「俺、父親らしいこと出来てるか未だに不安になるんですよ」


「瑠夏ちゃんが喜んでくれればそれで良いんだろ?」


“はい”と頷いた


瑠夏は何事にも一生懸命取り組んでる


それなりに体調崩すことも多いけどな


……頼ってばっかりだけど俺、ちゃんと役立ってるかな?


「お前はお前らしくやれば良いさ。他に理由はねぇよ」


修司さんの言葉でモヤモヤしてた気持ちがが消えたような気がした


それからは必死にバイトが終わるまで仕事に取り組んだ