【完】優しい彼の温もりに包まれて

「丈瑠、気をつけて行って来てね?」


俺は毎回、心配してくれる瑠夏が可愛くてキスをする


「愛花が居るのに止めてよね。それに誰かに見られてたらどうすんの?」


なんて言いながらも嬉しそうだ


「毎回、甘い雰囲気漂ってるねぇ~」

俺達をからかうように現れた圭輔


「愛花ぁ。お前のパパは独占欲強いみたいだね~」


圭輔は瑠夏から愛花を抱き上げるが…


「パパぁ…」


珍しく“パパ”って言ってくれた


「ほらほら、2人とも急がないと遅れるよ?」


瑠夏は俺から愛花を抱き上げ急ぐように言われた


「愛花、パパ行ってくるって。」


“バイバイ”と笑顔で手を振る愛花


「行ってらっしゃい」


「「行ってきます」」


俺は圭輔と急いで学校へ向かった