【完】優しい彼の温もりに包まれて

「瑠夏ー。おはよっ」


遠くから聞こえるのは捺稀の声


「おはよ。あら、圭輔は?」


瑠夏も圭輔のことを呼び捨てで呼ぶようになっていた


「優雅と来てるはずだよ…」


捺稀達にも愛花と同い年の男の子が産まれた


名前は優雅(ユウガ)


愛花より1ヶ月くらい早かったが…


「捺稀、早いって…」


優雅を抱いた圭輔がやって来た


「はい。交代」


捺稀は優雅を抱いていた


「丈瑠、愛花抱いててくれる?



瑠夏は俺に愛花を渡す


「健斗、おいで?」


「やったぁ」


さっきまで落ち込んでた健斗が笑顔になった


「ママぁ…」


「愛花、保育園まで我慢してね」


瑠夏が頭を撫でると落ち着いたのか俺に抱かれていた


瑠夏の言ってることが分かってるらしく泣くことを止めた