【完】優しい彼の温もりに包まれて

「沙穂、健斗の面倒見てくれるか?」


「うん。分かった」


「飯は?食ったか?」


「食べて来てない。早くお兄ちゃん達に会いたくて…お姉ちゃん、作ってくれるかな?」


「聞いてくるから待ってな。」


俺は愛花を抱いたまま瑠夏のところへ行く


「瑠夏、沙穂がな。ご飯食べて来てないって。」


「光莉さんから連絡あったからちゃんと沙穂の分まで作ってるよ」


さすが…瑠夏だ。


「沙穂ー!!飯作ってるってよ」


「本当?お姉ちゃん、ありがとう」


「どういたしまして。早く食べて学校行きなさいよ」


瑠夏も母親らしくなって来てる


それにいつの間にか“沙穂”って呼ぶようになってるし


ついでに健斗と愛花が産まれてから更に可愛さと綺麗さが増した