【完】優しい彼の温もりに包まれて

「丈瑠…?こんなあたしで良いの?」


不安になって聞いてみる


「瑠夏だから良いんだよ」


ニコッと笑って答えてくれた


「瑠夏だよな…?」


丈瑠との時間を楽しんでると誰かに声を掛けられた


その人を見てあたしは思いきり丈瑠にしがみついた


「瑠夏?どうした?」


丈瑠は心配そうにあたしの顔を覗き込む


「なんで…?」


咲那の時みたいに震えが止まらない


その時より酷いかも知れない


「ひび…き。」


「覚えててくれたんだ。俺、ずっと瑠夏のこと探してた」


……嘘だ!!!!


笑顔は作れていても目は笑っていない


忘れるはずがないよ…


「瑠夏、コイツがこの前話してくれたヤツか?」


あたしは丈瑠に抱き着いたまま怯えながら必死に頷いた