【完】優しい彼の温もりに包まれて

重い荷物を抱えてバス停へ足を進める


さぁ…何処に行こうか。


確か美春が学校の近くに公園があるって言ってたな


とりあえず、そこに行こう


バス停に着いてすぐにバスが来たので乗り込む


最終便なだけあって人はそんなに多くない


「君、朝からいつも乗ってる子だよね?」


運転している運転手さんに声を掛けられた


「そうですけど…」


「良かった。間違えてなくて…ごめんね。急に話し掛けて…」


「良いんです。運転しながらで大丈夫なんですか?」


「うん、大丈夫。多少はね…」


話してると信号に引っ掛かった


「君さ、いつも浮かない顔してるね。何かあった?俺が運転する時もだったから気になってたんだ」


この人、良く観察してるな