「なぁ。一つ聞くけど…」


「なんですか?」


「瑠夏のことどう思ってる?お前にとって瑠夏はどんな存在?」


どうして聞くんだろ?


だけど、あまりにも真剣な目で聞いてくるので俺は正直に答えることにした


「俺にとって瑠夏は居なくてはいけない存在です。瑠夏のこと守りたいって思うし役に立ちたい」


「瑠夏から離れないって言えるか?悲しませないか?」


「はい。今まで何回も別れたりして来たけど今回ばかりは本気です。」


俺は穏やかな表情で寝ている瑠夏の頭を撫でながら話す


「離れる度に瑠夏の本音が聞けた。瑠夏が俺を必要としてくれてるように俺も瑠夏が必要なんです」


瑠夏以外の人と付き合うなんて考えられない


そう思わせてくれたのは瑠夏のさりげない優しさだったんだ