【完】優しい彼の温もりに包まれて

「お前、その態勢で辛くねぇの?」


「だいぶ慣れましたよ。瑠夏はこの態勢の方が落ち着くみたいなんですよね。きつそうなんですけどね」


瑠夏は俺にしがみついた状態で気持ち良さそうに寝ている


「瑠夏の笑顔って久しぶりに見た気がするな。1番安心してたのはおばあちゃんさ。」


「そうなんですか…?」


しばらく蓮歩さんと語り合って時間を潰した


「さっ、そろそろ戻るか。長い時間、話しに付き合わせて悪かったな」


「いいえ。兄貴が出来た気分でたくさんお話出来て楽しかったです」


蓮歩さんはいろんなことを経験してるみたいだから話してて勉強になった


「そう言ってくれると嬉しいよ。瑠夏と仲良くな」


「はい。ありがとうございます」


蓮歩さんは笑顔で去って行った