【完】優しい彼の温もりに包まれて

「瑠夏から聞いた…?」


元カレのことだろう


「あぁ、瑠夏なりに一生懸命言葉を繋げて話してくれたよ。だから泣き疲れて寝たんだ」


「瑠夏は一人で抱え込んでしまう子だから。限界を越えたら一気に爆発しちゃうみたいなの」


確かに大泣きだったな


「とりあえず瑠夏寝かせてくる」


「あたしも沙穂ちゃん寝かせたら瑠夏の部屋に行くから」


世蓮は沙穂を連れて行ってしまった


俺も瑠夏を連れて部屋に行く


そして起こさないようにベッドに寝かせる


「丈瑠君、沙穂ちゃん寝かせてきたよ」


「サンキュ。助かるよ。沙穂が居たら瑠夏が無理して体調崩すんだ」


世蓮が居てくれて本当に助かった


「瑠夏のこと起こすと悪いから寒いけど縁側行こうか」


世蓮の提案で縁側で休憩することにした