【完】優しい彼の温もりに包まれて

「丈瑠はあたしのこと分かってるんだね」


瑠夏は首に手を回し思い切りしがみついた


「眠かったら寝て良いんだぞ?」


泣き疲れただろうから…


話し掛けたいけど今はそのままにしておこう


しばらくするとリズム良く寝息が聞こえてきた


本当に眠かったんだな。


それは泣き疲れた証拠


俺は起こさないように家へと戻る


「丈瑠君、瑠夏寝たの?」


家へ戻ると沙穂を寝かしつけている世蓮がいた


沙穂も気持ち良さそうに眠っている


「ごめんな…沙穂のこと任せっきりで。」


申し訳なくなって謝った


「良いの。丈瑠君には瑠夏のこと任せっきりだし。沙穂ちゃんといろんな話が出来たしね」


沙穂も世蓮のこと気に入ったみたいで良かった


とりあえず一安心