【完】優しい彼の温もりに包まれて

-----中学3年の春


春のような夏のような微妙な気候


新しいクラスにもだいぶ慣れて来た頃。


クラスが2クラスしかない小さな学校で育ったあたし


人の名前と顔を一致させるのは得意だった


だから、話すことはなくても大体の人の特徴を掴んで覚えたんだ


保育園からの幼なじみ...咲那と居ることが多くて登下校はいつも一緒


休みがあれば良く一緒に遊んでる


今日は咲那も用事で1人で寂しく帰る


フラッと立ち寄った公園のベンチに1人の男の子が座っていた


制服からしてあたしが通ってる学校とは別の学校


同い年か先輩か分からないくらい整った顔立ち


あたしは様子見のために少し離れた位置に座る


「ねぇ...君って何歳?」


隣に座る男の子はあたしに声を掛けてきた


いきなりの問いかけにびっくりしてしまった