【完】優しい彼の温もりに包まれて

「ねぇ…世蓮、沙穂ちゃんの面倒みといてくれない?」


「うん、良いよ。どうして?」


「お散歩行きたくなったの。それに怖い夢見ちゃって…正夢になりそうな気がするから話しておこうと思って」


世蓮はあたしが何を話すのか感づいたみたい


「分かった。2人でゆっくりしておいで。沙穂ちゃん、あたしとお留守番しようね。丈瑠君、少しの間だけ瑠夏とお話させて」


「分かった。沙穂、行くぞ」


丈瑠は沙穂ちゃんを連れて外に出てくれた


「瑠夏、丈瑠君に愛されてるね?」


……えっ?


「キスマーク、結構目立ってるよ?」


そう言われて真っ赤になるあたし


なんか恥ずかしいな…


「フフッ。可愛い。」


世蓮は楽しそうにあたしをからかう