「やっぱり無理してるのね…」


ツキ子さんは悲しそうな表情だった


「はい。出来るだけ俺も傍に居てサポートしてるつもりです。瑠夏が喜んでくれるかは分かりませんが…」


「瑠夏は感情を表に出すのが下手なだけで本当は喜んでるのよ。長々とお話しちゃったわね。お風呂に入って寝なさい」


「そうですね。ありがとうございます」


俺はツキ子さんにお礼を言いお風呂に入って瑠夏の寝顔を見つめた


「嫌…止めてっ」


突然叫び寝たまま暴れ出した瑠夏


俺はそんな瑠夏を抱きしめた


「……響(ヒビキ)。」


“響”と呟き落ち着いたのか眠りについた


“響”って誰だ…!?


ツキ子さんが言ってた奴のことか?


不安になりながらも瑠夏を抱き寄せて俺も眠りに就いた