そんな瑠夏に軽いキスを落とす


俺が頭を撫でていると自然に力が緩み離してくれた


「瑠夏、寝たのかい?」


お茶を乗せたお盆を持ったツキ子さんがやって来た


「はい。布団に潜ったらすぐに寝ましたよ」


「瑠夏は淋しがりだからね。寒いけど縁側に行きましょうか」


瑠夏の心配をしながらもツキ子さんに付いて縁側に行く


「座って良いよ」


ツキ子さんに促され隣に座る


「瑠夏の過去の話して良いかしら?」


……瑠夏の過去?


「あの子が貴方を此処に連れて来たっていうことはかなりの信頼を寄せてる証拠だから」


「そうですかね…?」


「中学生の時も一時の間、彼氏が居たらしいけど此処には来たことなかったの」


「彼氏居たなんて俺、聞いたことなかったですけど…」


ツキ子さんに聞いて初めて知った