【完】優しい彼の温もりに包まれて

「小野寺丈瑠です。よろしくお願いします。沙穂、懐いたんですね」


「最初は嫌がってたけどな。世蓮が説明したら懐いてくれたよ」


沙穂って人見知り激しいから最初は嫌がるんだよな


「じゃあ、俺ら行くからな。瑠夏のこと頼んだぞ。ついでに沙穂の面倒は見とくから」


「ありがとうございます。沙穂、ちゃんと言うこと聞くんだぞ?」


「はーい。分かった」


3人は仲良く出て行った


食事は瑠夏が来るまで待っとこう


「丈瑠?」


「おっ、瑠夏。戻ったんだな。おいで?」


瑠夏はニコッと笑って俺に抱き着いてきた


「先に髪の毛乾かそうな?」


小さく頷いて乾かす態勢になった


だけど、俺は瑠夏の肩が震えてるのを見逃さなかった


「はい。終わり」


「ありがと…」


やっぱり元気ないな