【完】優しい彼の温もりに包まれて

「瑠夏っ!!」


展望台の小さなベンチで縮こまる俺の愛しい人


「た…ける?」


これは泣いたな…


俺は瑠夏に近寄り後ろから抱きしめた


瑠夏はとても冷たかった


「こんなに冷やして。震えてるじゃねぇか…」


俺は忠弘さんから預かってきた上着を掛ける


「ごめんね…。」


謝る瑠夏に元気はない


「急に居なくなったから心配したんだぞ?」


「ごめんなさい」


「でも、見つかって良かった」


瑠夏は安心したのか泣いていた


俺は更に自分の着ていたジャケットを瑠夏に掛ける


「ねぇ…。これからずっと傍に居てくれる?こんなあたしでも好きでいてくれるの?」


「俺、瑠夏が居ないとダメだから。瑠夏と居る時が1番自分らしく居られる」


安心させるように頭を撫でた